島とバラ色の生活



Flower's Yell 被災地にバラを届けてきました! 3 気仙沼市

被災地に10万本のバラの花をおくるプロジェクト「Flower's Yell」。

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3日目の朝、僕らは少し早めに宿をでて気仙沼へと向かった。
この日最初に訪ねる小学校は「階上小学校」。
陸前高田市からは40km弱の距離がある。。。

僕らは海側の道を避け、被害の少ない山側の道を選んだ。
山側はまるで震災などなかったかのような穏やかさ。。
初夏の新緑に包まれた峠道は心が癒された。

今回、気仙沼市で訪れる小学校は8校。
いずれも市の教育委員会に問い合わせ、
地震や津波の被害の大きかった学校や、
生徒や家族に不幸があった学校を紹介してもらった。

最初に訪ねた「階上小学校」には、
ちょうど三國シェフとバレーボールの栗原選手が炊き出しにきていた。。

次に訪ねた「大谷小学校」は幼稚園も併設されており、
幼稚園にも急きょバラをおくることにした。
ここは学校に着く直前まで、周りは地震と津波の被害が酷かった。。
ところが学校も床上浸水し、校庭にも瓦礫が入り込んだというのだ。。
しかし今では何事もなかったかのように、校庭の花壇には花が咲いていた。

次の「小泉小学校」は、特に被害が大きかった街で、
津波により街が一瞬で壊滅したところである。。
直前で大きな橋は陥落し、大きく迂回してやっと到着した。

陸橋は崩れ、高さのある陸橋の上に民家が覆いかぶさっており、
予想もできない津波の大きさを物語っていた。。

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何百戸という民家が立ち並んでいた集落は跡かたもなくなっていた。。

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ところが幸いなことに、学校は高台にあり全く被害は受けなかったらしい。。
まるで海外のようなおしゃれで新しい学校だった。。

お昼をはさみ訪れた4件目の「松岩小学校」は、避難所が併設されていた。
ちょうど数日前、避難所が教室から体育館に移設されたとのことで、
10世帯ほどはいった避難所にもバラをおくった。。

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こちらも学校自体には被害はなかったらしい。。
そういえば今まで回った学校で、地震で倒壊した学校はなかった。。
そう考えると学校と言うのは安全なんだな~と改めて実感してしまう。

校長先生に廊下でいきなり呼びとめられ、緊張気味の生徒達と記念撮影。。

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校長先生との話の中で、考えさせられることがあった。
この学校もそうなのだが、間もなく校庭に仮設住宅が建つらしい。。
体育館は避難所として提供し、校庭には仮設住宅が。。。
子供たちが走り回れる場所がなくなり、体育の授業もできなくなってしまう。。
同じ悩みをいくつもの学校で耳にした。
確かに今は仮設住宅の建設が急がれる。。
土地の確保も困難なことから、学校の校庭に焦点が集まってしまうようだが、
子供たちの教育や成長を考えた時、それは仕方がないことなのだろうか??
現在避難所にいる方々は仕事もなく、当然少ない収入の中でやりくりをしている。
しかし炊き出し等の物資の支援や、光熱費等の経費もかからない。。
ところが仮設住宅に移ったその日から物資の支援は受けられず、
光熱費も各自で支払わなければならない。。。
プレハブづくりの仮設住宅は、これから夏をむかえ、
室内は異常な暑さになることが予想される。
そうなると熱中症のおそれが拭えない。。。まだまだ難題は山積みである。。

続いて伺ったのは高台に位置する「気仙沼小学校」。。
ここも体育館が避難所となっている。
しかしながら今回ここだけ教頭先生にも校長先生にもお会いすることができず、
避難所に花を届けることができなかったのが残念でならなかった。。
ちゃんと事前にアポイントはいれていたのですが、
急用が入ってしまったのでしょうか??
でも学校には花を届けられたので良しとします。。

続いて伺った「鹿折小学校」。
ちょうど生徒の下校時間とタイミングがぶつかり、
生徒たちの喜ぶ顔が嬉しかった。。
校長先生、教頭先生にも丁寧対応いただき感謝!!

この学校は津波が学校まで到達し、床上1m近くまで浸水したとか。。
当日、体育館に生徒を避難させず、校庭に避難させたお陰で、
周りの声が聞こえ、丘の上に避難することができたらしい。。
なんとそのタイミングが2分間だったとか。。
この2分が生死を分けたと校長先生は話していた。。
この日早退をした生徒だけが亡くなられたけど、
残りの生徒は全員無事だったことは本当によかった。。

先生や生徒たちといっしょに記念撮影!
フラワーズ・エールの会場で書いてもらった応援旗も寄贈した。。
校長先生とは秋にはインフィオラータをやると約束を交わしてきた。

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この日最後に訪ねたのは生徒数13名の「浦島小学校」。
当時、校庭にSOSと大きな文字を書き、
多くのメディアに取り上げられた学校である。

この学校は山の頂上にある学校で、
震災当日は前から津波、後ろからは火災と絶体絶命を余儀なくされた。。
幸いどちらも手前までで学校には被害が及ばなかったのだが、
全くの陸の孤島となってしまったらしい。。
校庭に書いた大きなSOSに自衛隊のヘリが気付き物資が届けられた。

翌朝一番で「唐桑小学校」を訪ねた。この学校も幼稚園が併設されている。
この学校も直接は津波の被害は免れたらしいが、
道路の反対側まで津波が押し寄せたとか。。
学校の前から海岸まではすべて津波に流され、海まで見通せる状態だ。

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この方が海原校長先生。
丁寧な方で、すぐに教室に飾られた花の写真を送ってくれた。

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さらに子供たちのメッセージカードも!!

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こういう写真やメッセージを見ていると、
また頑張って花を持っていこう!という気持ちになれる。。
どのカードにも「ありがとう!」と書かれていた。。
でも「ありがとう!」と言いたいのは僕たちです。。
みんなを元気づけようと思って花を持って行ったけど、
逆に元気をもらって東京に戻ってきた。。
だからまたお礼をしに、花を持っていかなければならない!!
これからも是非とも皆さんのご協力よろしくお願いします!!


時間の合間を縫って、気仙沼の街を見に行ってきた。
前のブログでも書いたが、この街は本当に酷い。。。酷過ぎる!!
すでに震災から3ヶ月が経とうとしているのに、
その日からまるで時間が止まっているようだ。。。
もちろん街の人たちは一生懸命復興に向けて頑張っている。。
しかしどう考えても人手が足りない!!

街の中には大きな漁船が何艇も道路をふさいでいる。

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海には重油のタンクが沈んだまま。

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瓦礫の撤去は一向に進まない。

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そして海上火災で真っ黒に燃えた漁船の残骸。

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さらには油と魚の腐った悪臭が街中に漂う。。。
一体国はいつまでこの街をこのままにしておくつもりなのだろうか??
これから梅雨のシーズンが本格化し、夏をむかえる。。
明日の気仙沼を支える子供たちは元気に育っている。。
そんな子供たちのためにも、早く復興に取り掛かってもらいたい!
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by isolabella2005 | 2011-06-18 11:41 | インフィオラータ
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移住した島での生活と、花びらのアート「インフィオラータ」の徒然話
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