作者不明の短編詩「犬の十戒」に衝撃と感動を覚え、
期待に胸を膨らませながら「犬と私の10の約束」を見てきた。
白いゴールデン・レトリーバー「ソックス」の生涯を、
飼い主との暮らしを交えて描いた作品である。
正直映画のストーリー・脚本自体は、お世辞にもいいとは言えない。
「犬の十戒」のメッセージ性があまりにも強く、
完全にストーリーが負けているといった感は拭えない。。。
しかしこの映画、
1度でも犬を飼い、愛犬の死を経験した者であれば、
涙なしには見ることは出来ないだろう。
愛犬と暮らした日々、最期の別れ等、愛犬と思い出が蘇ってくるのだ。
それもとてもリアルに。。。
それほど主演?のゴールデン・レトリーバーの演技が素晴らしい!!
来年の日本アカデミー賞主演男優?賞最有力候補なのでは??
それにしても、見終わった後、「犬の十戒」が頭から離れず、
家で待つ愛犬が無性にいとおしく思えてしまう作品である。
もちろんそそくさと家に帰り、
愛犬といっしょに遊んでいたことは言うまでもない。。。
上映中、別に泣くようなシーンでもないのに、
会場のあちらこちらからすすり泣きが聞こえてきた。。
みんな愛犬との懐かしい思い出を思いだしていたのだろう。
「ソックス」の生い立ちを通して、
いっしょに暮らした愛犬との思い出をだぶらせてみるのもいいのでは?
僕は犬達の、あの疑いを知らない純粋な瞳が大好きである!
もちろんスクリーンの中の「ソックス」も、
そんな純粋な瞳で僕らを見つめていた。。。
「犬と私の10の約束」は、3月15日より全国ロードショー!!