僕の大親友で、仕事の良きパートナー、
そしてとても尊敬するアーティスト。。。
ティンガティンガアートの第一人者“ジャファリー・アウシ”氏が、
本日母国タンザニアで心筋梗塞のため急死されました。。。
3週間前にはトリトンスクエアのインフィオラータで
毎日顔を合わせていたのに。。。
初日のセレモニーのスピーチでは、
タンザニアでもインフィオラータをやりたいと言ってくれていたのに。。。
新聞各紙やテレビでも彼が描いた作品が大きく取り上げられていました。。
1度帰国し、今月末には再び来日、
来月はまたいっしょに仕事をするはずだったのに。。。
ちょうど先週の日曜日、
タンザニアから僕の携帯に電話があり、元気そうに話していたのに。。。
まだとても信じることができません。。。
年齢だって僕と変わらないし、
お酒も煙草もやらず、人一倍健康を気にしていた人だけに、
「なぜ?」という疑問符だけが頭を埋め尽くします。
もともと、僕は彼が描くティンガティンガアートが大好きでした。
彼の作品を1枚でも持つことが夢だったんです。。。
そんな夢を求めて昨年の6月タンザニアのアルーシャに行きました。
最終日、本当に偶然というか奇跡的に彼のギャラリーに辿りつき、
彼の奥さんから彼の作品を譲ってもらうことができたのです。
それがきっかけで、その時ちょうど日本に来日していたジャファリーと
会うことが実現しました。
彼とはその時からのつきあい。。。
今年の春、また日本に来日するというメールが入り、
晴海で彼の作品展を行うことになりました。。
なんとその時E.S.TINGATINGAのオリジナルを持ってきてくれたのです。
その後八丈島の僕のアトリエにも遊びに来たり。。。
そして今年の晴海のインフィオラータ。。
前々からティンガティンガアートを原画に
インフィオラータを創作したいという夢を実現することができました。
アフリカの大地をテーマに、ジャファリーが5枚の作品を描いてくれたのです。。
この5枚の作品は本当に素晴らしい!!
インフィオラータ開催中、多くのマスコミに取り上げられたのです。
それなのに。。。これらの作品が最後の遺作となってしまいました。。
彼はタンザニアでサファリツアーの事業を始めると言っていました。
そしてつい最近、日本にも会社を設立。。
タンザニアの若手アーティスト達を日本に紹介し、
新しい道を作ってあげたいと言っていました。。。
まだまだこれからって時の突然の訃報でした。。。
親友が逝くというのは、こんなにもショックなことなんですね。。
平静を装っているつもりなのですが、心がとても重い。。。
今すぐタンザニアに飛んで行けない自分がもどかしい。。。
来年1月か2月には彼の墓参りにタンザニアに行くとしよう。。
そして彼とつきあいのあった有志を集め、
彼の作品展を開催したいと思います。。
もう1度、彼の作品を並べ、彼の作品の素晴らしさを
多くの人たちに知ってもらいたいと思います。。
ジャファリー・アウシ。
彼は創作者として、そして人間としても素晴らしいアーティストでした。
心からご冥福をお祈りします。
素晴らしい作品をありがとう!!